人間関係が特徴的で…
女性が多い職場
厚生労働省によると、施設で働いている介護職員は73%、訪問介護員は88.6%が女性なんだそうです。男性に比べて女性は、感情に左右されやすい脳の構造になっています。だから女性が悪いだとか劣っているだとかということでは決してないんですが、この女性ならではの特徴が原因になって、人の悪口を言ったり根拠のないうわさ話を流したりといういじめが起きやすくなっているみたいです。もちろん女性は全員そうなのかと言えばそうじゃないですが、あくまで生物学的にそういった特徴がある、ということです。他の業種でも、身に覚えのある人がいらっしゃるかもしれませんね…。
色々な人が働いている
介護業界は30~40代がメインの担い手になっていますが、他の業種と比べて年齢層が広く、10代から70代まで様々な人が働いています。介護の仕事はチームプレイです。でも、皆の意見を聞いて足並みをそろえていこうとすると、この年齢層の広さがデメリットになることもあるんです。育ってきた時代背景も違いますし、ベテラン介護職員もいれば全く経験のない人もいるので、価値観が違いコミュニケーションに苦労することも多いようです。
また介護の仕事を行うにあたって、看護師との連携も必要ですが、ここにストレスを感じる場合もあります。看護師は、資格を持っていないとできない仕事なので、どうしても介護職員に指示をする立場になりやすく、それを上から目線だと感じて不快に思う人もいるみたいです。その結果、全体的に険悪な雰囲気になってしまうこともあります。
利用者のことを思うからこそ
年齢や経験など様々な違いを持った人たちが働く介護の仕事では、それぞれが持っている「介護観」にも違いがあります。例えば自力での歩行が不安定な利用者に対して、歩くことができているんだからなるべく車椅子を使わないようにするというのは、今ある機能を活かすという視点で適切な判断です。逆に、転倒などから守るために車椅子の利用を勧めることも、安全を確保するという視点では正しいです。どちらも利用者のことを思い、介護の仕事を真剣に考えた結果であり、間違ってません。しかし、こういう違いが職員同士の対立を生み、人間関係を難しくしてしまうんです。
介護の仕事はチームプレイが必要で、利用者や職員との関りが濃密になります。介護施設という閉ざされた空間の中で、人の命に係わる緊張感を持って仕事をしているので、関係のこじれた職員と一緒に働かなきゃいけないのは間違いなくかなりのストレスがかかるでしょう。
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